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いよいよデヴュー? [音楽]

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写真のヴァイオリンを明日(2月1日)の室内バンドのライヴで使います。つまりこのヴァイオリンの初ステージ、デビューになります。エレクトリック・アコースティック5弦ヴァイオリンです。

鹿児島在住の弦楽器(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ等)製作者の原田哲(さとし)さんという方に注文して作っていただきました。
 
原田さんとは知り合いを通してかなり以前から面識はあったのですが、おととしの秋の楽器フェアーで原田さんと色々長話をさせて頂き、その一ヶ月後の12月に正式に製作の依頼をして1年後の昨年12月にやっと完成して届いたヴァイオリンです。
 

注文するに当たってのこちらの希望は、アコースティック楽器としての充分なクオリティーを持ちつつ、エレクトリックヴァイオリンとしても使えるという欲張ったものだったのですが、自分が長く使用していたバーカスベリーの5弦ヴァイオリンの欠点や色々と試した経験から、原田さんと相談しながら次のような仕様で作ってもらいました。

1.塗装はあくまでもアコースティックの鳴りを優先してニスで塗装してもらいました。
2.エレクトリックヴァイオリンとしてのピックアップはLRbaggsのピエゾ(圧電素子)内臓の駒を使い、直接アウトプットジャックから出力します。ジャックはボディーに穴を開けたくなかったので、アゴ当てのサイドに自分で探してきたミニジャックを組み込んでもらいました。
3.テールピースは既成の樹脂製でアジャスターの付いたものは、音が良くないのでオリジナルで作ってもらいました。またテールピース、アゴ当て、ペグの材質に柘植=ボックスウッドで統一してもらいました。これは、柘植の質量が一番軽くて鳴りには有利なのと、ミニジャックをアゴ当てへねじ込むのに黒檀やローズウッドは硬くて無理だったという理由です。
4.指板のアール、ナットの幅、駒の高さも細かく指定させてもらいました。

そしてやっと完成したのが、写真で見て頂いている美しいエレクトリック・アコースティック5弦ヴァイオリンです。(画像が荒くてすみません)。ミニプラグ(楽器側)と標準プラグ(アンプ側)を繋ぐケーブルは自作でつくりました。

手元に来てから楽器に合う弦をあれこれ試したりしてもう1ヶ月以上になりますが、どんどん楽器が鳴ってくる様になるのでとても楽しみです。明日のライヴはアコースティックヴァイオリンとして使用しますが、別の機会にエレクトリックヴァイオリンとしての使用感などご報告できたらと思います。

原田さんはエレクトリック・アコースティックだけでなく、ソリッドボディータイプのエレクトリックヴァイオリンも多数手がけていてその楽器を使用しているミュージシャンは大勢いらっしゃいます。様々な注文の相談にも乗ってくれますので、興味ある方はこちらのHPへどうぞ! 
 HARADA VIOLINS   http://www5.synapse.ne.jp/harada-vn/
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